開場までのカウントダウン企画 Vol.4|祝開場! 市場見学レポート

【豊洲市場】祝開場! 市場見学レポート

平成30年10月11日、ついに豊洲市場が開場しました。
その模様は、連日ニュースやワイドショーなどで取り上げられていたので、皆さん概要はご存じだと思います。
色々な報道番組もありましたが、一般客にとって豊洲市場ってどうなのでしょうか?
今号は、豊洲市場を応援する代表として、一般目線からの市場見学レポートをお届けします。

水産卸売場棟


開場から約一週間後の早朝5時。
頑張って早起きして豊洲市場を訪れたのですが、すでに大勢の見学客が集まっていました。

もちろん皆さんのお目当ては、マグロのせり。
足早に水産卸売場棟に向かうと、まずは巨大なクロマグロの模型が私たちを出迎えてくれました。
これは、過去に築地市場で取り引きされた最も大きかったマグロの実物大模型。
皆さんこの巨大なクロマグロと一緒に、記念写真を撮影されていました。
またこの一角は、水産卸売場棟の見学ギャラリーになっていて、全国から豊洲市場に集まってくるマグロの種類や他の水産物の説明パネルなどが展示されています。

そしてギャラリーの奥にあるのが、マグロのせり見学コース。
はやる気持ちを抑えてガラス越しにせり場を見下ろすと、圧巻の世界が広がっていました。

広大な床面には、巨大なマグロから小ぶりのマグロまでが所狭しと並べられ、仲卸業者さんたちが慣れた手つきで品定めをしています。
数日前のテレビ報道で見た光景ではありましたが、やはり生で見ると臨場感が違いますね。
しばらく業者さんの仕事ぶりに見とれてしまいました。

やがて5時30分頃になるといよいよせりがスタート。
黄色い台の上に立ったせり人が鐘を鳴らすと、仲卸業者さんたちが続々と集まってきて、手やりという指の合図で値段提示が始まりました。
せり人の手の動きなどは見ていて飽きないのですが、ひとつだけ残念なことは、声が聞こえないこと。
ただしそんな不満も、2019年の1月15日からは解消されます。
マグロのせりをより間近で見られる階下の見学デッキが解放(※事前抽選)されるので、市場内の臭いや温度を感じながら、迫力あるせりの掛け声を直接聞くことができるようになります。
今から楽しみですね。

2019年1月から立入可能な見学デッキ

水産仲卸売場棟

次に訪れたのが、水産仲卸売場棟。
ゆりかもめ「市場前駅」からの通路を歩いて棟内に入ると、こちらにも見学ギャラリーがあります。

ここでぜひ試してもらいたいのが、「Toyosu Market Guide」。
これは見学ギャラリーにある各パネルや展示物をより詳しく紹介するサイトで、展示物の近くにあるQRコードを読み取るだけで、簡単にアクセスできます。
特に水産仲卸売場棟の見学ギャラリーには、春夏秋冬それぞれの旬の魚とそのおいしい食べ方が紹介されているので、スマホでチェックして、ぜひブックマークしておいてください。
季節の魚と調理法は、後々にも使える便利なお役立ち情報になります。



また見学ギャラリーの奥にある通路には、市場の名物運搬車・ターレが展示されています。
ここが、絶好の記念写真スポットです。背景には仲卸売場の風景写真が描かれているので、皆さん市場の人間になりきって写真撮影をされていました。
ほとんどの方がターレに乗ったことがないと思いますので、いい経験になったのではないでしょうか。

そしてこちらの通路からは、ガラス越しに水産仲卸売場の様子を見ることができます。
豊洲市場は完全閉鎖型の施設なので、残念ながら一般客が市場の中に入ることができません。
そこは食の安全のために決められたことなので我慢して、商いの邪魔にならないよう、上からそっと見物させていただきましょう。

青果棟

注目の集まる水産売場に比べ、やや静かな青果棟ですが、卸売場と仲卸売場がひとつの建物内に集約されているだけに、見学コースにはエキサイティングな見所がたくさんあります。

まずは青果棟の入り口にある見学ギャラリーには、大きな窓が12カ所あり、それぞれの壁はカラフルに色分けされ春菊や菜の花など季節の野菜や果物の名称が記されています。

その窓から見下ろせるのは、仲卸売場の様子。
仲卸業者さんが、仕入れたばかりの野菜を店頭に積み上げる光景などを見ることができます。

そしてギャラリーをさらに奥へ行くと、卸売場から仲卸売場へと商品を運ぶ通路や大容量の立体低温倉庫などがあり、そこが絶好のビューポイントになっています。

色とりどりのターレやフォークリフトがスピーディに行き交う光景は、まさに活気に満ちた仕事場。
特にコーナーを鋭く曲がっていくターレは、狭い通路のに適した、まさに市場の乗り物なんだとめて感心しました。

しかし見せ場はまだ終わりではありません。
通路をクランク型に曲がった突き当たりには見学デッキがあり、豊洲市場に集まる野菜や果物の種類や特徴などが記されたパネルが展示されてあります。

そしてメインイベントは、巨大なガラスの向こうに広がる卸売場の光景。
これこそが青果市場なんだと、妙に納得してしまうスケール感です。
そこにあるのは段ボールとパレットとフォークリフトだけではありますが、「いいものを見た」という、ちょっとした感動を味わうことができました。

飲食店

青果棟

水産仲卸売場棟

飲食店に関しては、テレビ報道でも頻繁に取り上げられていたので、皆さんご存じかと思います。
改めてお伝えしておきたいことは、豊洲市場に移転した飲食店は、すべて築地市場内での舌を唸らせてきた老舗ばかりだということ。
だからどこで食べても間違いありません。

お寿司屋さんはもちろん和食や洋食、中華、うなぎ、喫茶などバラエティ豊かな名店が勢揃いしています。
各店舗は3棟に分散していて、管理棟の階に13店、水産仲卸売場棟の3階に22店、青果棟の1階に4店となっています。

東京湾岸スタイル®では、今後飲食店と物販店の詳細を取材して詳しく紹介していく予定です。

物販店



物販店は、水産仲卸売場棟の4階に「魚がし横丁」として約70店のプロショップが軒を連ねています。
ほとんどのお店が築地市場内で長年商売を続けられてきただけに、その品揃えは見応え充分。

街中にあるスーパーには売っていない、プロ仕様の商品と出会うことができます。
それを一つひとつ見て歩くのが、とても楽しいんですね。
プロの方たちの邪魔にならないよう、1店ずつ入念に堪能させてもらいました。

扱っている商品は、食品関係は鰹節や乾物、漬物、玉子焼きなどがあり、荒物関係は包丁や調理器具、陶器、長靴・衣類、雑貨など多種多様な商品が用意されています。
一般の方でも購入できますので、ぜひご利用ください。

<10月4日東京都発表> ※一部抜粋
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/press/2018/1004_2.html

一般の方は10月13日(土)午前10時から、場内の飲食店舗、物販店舗及び見学者通路をご利用いただけます。

<飲食店舗の場所>
5街区1階、6街区水産仲卸売場棟3階及び7街区管理施設棟3階
<物販店舗の場所>
5街区1階、6街区水産仲卸売場棟4階

【ご利用時間】
10月13日(土)は午前10時から午後5時まで。
10月15日(月)以降は市場開市日の午前5時から午後5時まで(飲食店舗・物販店舗は各店舗の営業終了時間まで)です。
日曜日、祝日その他市場がお休みの日はご利用いただけませんので、ご注意願います。
ご利用に当たっては、開場間もない新しい市場での業務運営にご理解、ご協力をお願いします。
なお、一般の方の卸売場及び仲卸売場への立入りはご遠慮願います。
また、見学者用の駐車場、駐輪場のご用意がないため、お越しの際は公共交通機関(路線バス、ゆりかもめ)をご利用願います。
市場周辺道路に乗用車や観光バスを駐車してのご来場はご遠慮ください。

<マグロ卸売場の見学について>
マグロ卸売場のせり見学は、平成31年1月15日(火)から開始します。
受付等詳細については別途、お知らせいたします。

↓ 連載「開場までのカウントダウン企画」過去の記事はコチラ!

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