【防災フォーラム in すまラボ】開催報告

防災フォーラム in すまラボ

NPO法人コミュニティクラブの創立10周年を記念して企画された、防災イベント「7.22防災フォーラムinすまラボ」は、台風12号の接近により延期となってしまいました。
そこで10月6日㊏に再度セッティングして開催。当日は親子を中心に34名(大人24名、子ども10名)の方が参加され、いざというときに役に立つ防災の知識を、楽しみながら学んでいただきました。

防災対策

『楽しく身につける防災メソッド』

防災士の渡辺徹さんに、今後起こる可能性の高い南海トラフ地震や首都直下型地震に備えるためのポイントをわかりやすくレクチャーしていただきました。
特に印象的だったことは、地震発生直後の心構え。地震が発生した後は、安全な場所への移動が最優先されますが、その際、自分だけは大丈夫だと安易に思わないことが大切だそうです。
人は災害などが発生すると、正常性バイアスという心理的な機能が働いて、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価する傾向があるといわれています。
災害は何が起こるかわかりません。常に死のリスクを意識して行動することが大切だと力説されていました。

また大地震に遭遇した際に、私たちができることは、安全な場所に逃げるか、インフラが回復するまで自宅や避難所に籠もるかしかありません。
そこで体験していただきたいのが、電気と水道なしで一晩過ごす防災シミュレーション。
保存食や冷蔵庫にある食料をカセットコンロなどで調理して、懐中電灯の光の中で食べる。
そんなちょっとワクワクするような訓練を、楽しい実験として行っておくことも、お子さまにとってはいい経験になるそうです。

<講師>
防災士 渡邉 徹氏
インテリア商社在籍中に3・11を横浜で経験し、想定外と家族を考えるために防災士になる。関東大震災での最大被災地となった墨田区の東京都慰霊堂や新宿公園での防災講演をする傍ら、熊本大地震の際には現地入りして被災者支援活動を実施。楽しさのアプローチを標榜するため、『防災プレッパーズ』や『防災ママ』をwebで展開している。

ペット対策

『いざというときペットの命を守るために』

地震などの災害が発生した際に、ペットの命をいかに守るか。そんなペットの飼い主さんが漠然と抱いている不安を、ペット救急員の西村裕子さんが軽減してくれました。
ペット防災で何よりも大切なことは、ペットフードの備蓄です。
災害発生から72時間は、物資などすべてのものが人優先で届くので、最低でも3日から5日分のペットフードを確保しておかなくてはなりません。
しかも、避難所生活をする必要が生じた場合は、ペットも同行避難できるとはかぎらないので、各自治体のホームページなどでガイドラインを事前にチェックしておきましょう。
また、災害に備えるために一番効果的なことは、隣県などにペット愛好家のコミュニティを作って、お互いにペットを預け合える環境を整えておくことです。
そのためにも、ペットも交えて一緒にテント泊をするなど、家族同士のお付き合いを重ねておけば、いざというときにペットのストレスも抑えられるとのことでした。

<講師>
正看護師・認定動物看護師 西村 裕子氏
動物病院に7年間勤務後、人医療の看護師となり6年間勤務。その後は教員として動物看護師を育成。上京を機に災害支援を学びはじめ防災士、ペット災害危機管理士1級などを取得し、BHELP研修や災害支援ナース研修等に参加。現在は、飼い主向け講座として「ペット救急員」を展開している。

防災体験

防災対策とペット防災の講演が終わった後は、3つのグループに分かれて個別に防災知識を学び、体験コーナーで防災シミュレーションを実施。
お子さまたちは工作コーナーで、非常灯の作製に挑戦しました。

防災グッズセミナー


防災士の渡辺徹さんが常に所持している防災グッズを紹介してもらいました。
万一に備えて必ず携帯したいグッズはマスクと携帯トイレ。
他にも手回しの充電器やポンチョ、アルミ製の寝袋などもお勧めとのこと。
また、避難中にフリースを着ていると火が燃え移るので、絶対にNGだと教えていただきました。

ペットの応急処置セミナー


ペットも人と同様、災害時には心肺停止状態になることもあるので、応急処置方法を覚えておけば命を救えるかもしれません。
ペット救急員の西村裕子さんに、飼っているワンちゃんに合わせた脈の取り方や心臓マッサージの仕方など、ペットの命を救うポイントを教えていただきました。

VR防災


最新のVR(バーチャル・リアリティ)技術を駆使した、リアルな浸水体験をしていただきました。
VRゴーグルで見える映像は膝上まで浸水した世界なので、足下に何があるかわかりません。
ステッキで前方の安全を確認しながら、障害物を除けて歩く訓練を行いました。

工作コーナー


工作コーナーでは、お子さまたちがスプーン一杯分の水でライトが光る、電池不要の非常灯を作製しました。
これは世界特許を取得した小型軽量の簡易ライトで、災害時や非常時に役立つ便利グッズです。
部品を組み合わせてライトが点灯したときには、皆さん「点いた!」と大喜びでした。

隔壁板蹴破り


有事の際の避難経路がバルコニーだけになったとき、隣の住戸のバルコニーとの境にある隔壁板を割り、避難はしごを使って避難する状況が想定されます。
そんな万が一のときに備え、隔壁板を蹴破る体験をしていただきました。

屋内消火栓放水体験


マンションに設置されている屋内消火栓は、消防士が使用する設備ではなく、住民が初期消火に用いるためのものです。
天井から吊り下げられた水車を火元と想定した模擬消火活動で、どれほどの圧力で放水されるのかを体験していただきました。


【「すまラボ」について】https://www.mitsui-kanri.co.jp/sumalab/
三井不動産レジデンシャルサービスの「すまラボ」は、「見て、触れて、学べる」体験型研修施設をコンセプトに、東京都職業訓練校として初の認定を受けた「コンシェルジュ養成コース」をはじめとする社内研修のほか、マンションの居住者や近隣地域住民の皆さまを対象としたイベント時のコミュニケーションスペースとしてご利用いただける施設となっています。
(※2018年度 グッドデザイン賞受賞)

主催:特定非営利活動法人コミュニティクラブ 協賛:三井不動産レジデンシャルサービス株式会社

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