厳しい寒さも一段落して、ようやく春らしくなってきました。
湾岸エリアでも、もう間もなく桜が咲きはじめてくるでしょう。
そうなると、何か新しいことをはじめたくなるのが、日本人の習性です。
好奇心のスイッチがONになったと感じたら、今年は趣味と実益を兼ねて、ベランダ菜園に挑戦してみませんか。
植物を育てる楽しさと食べるおいしさが味わえる、お手軽な家庭菜園。
お子さまの食育にもお勧めです。
まずは、プランターや培養土など必要な道具を揃えましょう。
ベランダ菜園のメリットは、誰でも手軽にはじめられること。
プランターひとつあれば、初心者でもおいしい野菜を育てることができます。
「ちょっと、やってみたいかも!」と思ったら、ガーデンセンターやホームセンター、100円ショップに行きましょう。
上を見たらきりがありませんが、お手頃でかわいい園芸用品がたくさん用意されています。
最低限必要なものを、以下を参考に揃えてください。
◎プランター
野菜をおいしく育てるためには、大きくて底の深いプランター(15ℓ以上)がお勧め。
必ずベランダの大きさを測ってから、最適なものを購入しましょう。
もちろん、発泡スチロールの空き箱などの再利用も可能。
その際はドライバーなどで底面と側面下部に数箇所穴をあけて、排水性を確保してください。
◎土
野菜を栽培する上で、とても大切なものが土です。
とはいえ初心者が肥料をブレンドして適切な土を用意するのは難しいので、
市販されている野菜用の「培養土」をお勧めします。
野菜の育成に必要な栄養素が全て混ざった土なので、まず間違いはありません。
すぐにでもベランダ菜園を楽しむことができます。
◎鉢底石
プランターの底に鉢底石を入れることによって、土の排水性や通気性がよくなって、
根腐れの予防に効果があります。
必ず必要なものではありませんが、ほとんどのプランター栽培で使用されていて、
価格も安価なので購入することをお勧めします。
また、大粒の赤玉土で代用することも可能です。
◎スコップ
スコップは、どんな形のものを選んでも特に問題ありません。
プランターのサイズに合ったスコップを選びましょう。
◎ジョウロ
毎日の水やりに使うジョウロなので、お気に入りのものを選びましょう。
もちろん、ヤカンやペットボトルなどでも代用できます。
初心者には特にお勧め!苗から育てる野菜たち。
野菜をよりおいしく、より確実に収穫するためにベランダ菜園ビギナーにお勧めしたいのが「野菜苗」。
誰でも安心して育てられる品種がラインナップされています。
ミニトマト
ベランダで栽培したい野菜の人気ナンバーワン。
ある程度放置していてもたくさん収穫できるので、初めての方にはぜひお勧めしたい野菜です。
水やりは、植えつけ時にたっぷりやりますが、土に根付いて成長し始めたら控えめに。
果実の着色が始まったら乾燥気味にすると、味のよいトマトになります。
トウガラシ
ナス科の野菜トウガラシは香辛野菜の代表で、少量でも楽しめるのでベランダでのプランター菜園にぴったりの夏野菜です。
その特長は収穫時期が長く、しかもたくさん採れること。栽培する際は、水分が不足すると辛味が増すことがあるので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
ナス
さまざまな料理に使えるナスは、家庭菜園でも人気の高い夏野菜です。
暑さにもよく耐え雨にも強いので作りやすく、しかも実付きがよく収穫時期が長いのが特長です。
「ナスは水で育つ」といわれるだけあって、水が不足すると生育が悪くなるので、毎日たっぷりと水を与えてください。
キュウリ
キュウリも夏を代表する野菜で、初心者でも育てやすい人気のある野菜です。
カリウム、ビタミンC、カロチンなどの栄養素も豊富で、浅漬けにしたりサラダにしたりさまざまな料理に使えて重宝します。
成長するに従ってつるが旺盛に伸びるので、支柱や栽培用ネットが欠かせません。
ズッキーニ
イタリア料理でお馴染みのズッキーニも、ベランダで育てられる野菜です。
外見はキュウリに似ていますが、「つるなしカボチャ」ともいわれるカボチャの仲間で、カロチンやビタミンB・Cが豊富。
開花後は、人工授粉させてしっかりした実をつけさせて、授粉後4~6日、長さ約20㎝の若い果実を収穫します。
オクラ
独特の粘りがあって植物繊維が豊富なオクラは、ビタミンB1・B2・C、カロテン、カルシウム、リン、鉄、カリウムなどを多く含む優れた緑黄色野菜です。
夏の暑さに耐え、病気や害虫にも強く育てやすいので、初心者でも比較的簡単に長期間収穫を楽しむことが可能です。
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おいしい実がたくさんなり、病害虫にも強くて育てやすい「おうち野菜®」シリーズ。
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上手に育てるポイント
たとえば、ひとつのプランターにトマトとナスを植える。これはNGです。野菜には近くに植えると成長に悪影響を及ぼすものがあり、水やりの量や頻度も異なるので、なるべくひとつのプランターに1種類の野菜を育てましょう。
ベランダ菜園は、毎日の水やりが基本ですが、元気に成長させるポイントは追肥。この一手間で、収穫量が違ってきます。追肥に使う肥料にはさまざまな種類がありますが、水やりの水に希釈して使える液体タイプのものが便利です。
畑よりは苦労しないと思いますが、植物なので虫が集まってくることは避けようがありません。大切な野菜を虫の被害から守るためには、植え付け後に虫よけのネットなどでプランターごと覆ってしまうことをお勧めします。
育てる喜びも味わえるタネから楽しむサラダ野菜。
タネをまいて野菜をゼロから育てることはときめきの連続です。
発芽に喜び、日々の成長を見守りそして収穫していただく。そのおいしさは格別です。
ガーデンレタス
サラダにすると見た目もきれいでおいしく、さらに観賞用の植物としても楽しめます。
鉢ごとに、または鉢内でも場所ごとにタネまき時期をずらすことで順次収穫することができます。
ラディッシュ
そのままの形やスライスしてサラダなどで楽しむほか、ステーキと合わせたグリル料理などでも辛い風味がアクセントになり、よりおいしくいただけます。
クレソン
サラダやお肉料理の付け合わせをはじめ、天ぷらや炒め物などの加熱調理にも使えます。
小ネギ
特に夏場は、素麺や冷や奴などで薬味が活躍するレシピが増えるので、一鉢栽培しているととても重宝します。
チンゲンサイ
カリウム、カルシウムや鉄などのミネラル類、カロテン(体内でビタミンAになる)やビタミンCなどのビタミン類が豊富な緑黄色野菜です。
油炒めや煮物、和え物などの幅広い料理に適しています。
シュンギク
鍋物はもちろん和え物やおひたし、サラダなどに使える便利な葉物野菜です。
最短で20日から収穫できる、超お手軽な野菜のタネシリーズだから、初心者にもお勧め。
1度のタネまきで1包分のタネを使い切りできる、ミニサイズの絵袋入り種子です。
http://www.sakataseed.co.jp/special/speedy_vegetable/
INFORMATION<取材・写真協力> | |
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会社名 | 株式会社 サカタのタネ |
住所 | 神奈川県横浜市都筑区仲町台2-7-1 |
電話番号 | 045・945・8800(代表) |
ホームページ | http://www.sakataseed.co.jp |
https://sakata-netshop.com「園芸通信オンラインショップ」 | |
直営店 |
サカタのタネ直営の園芸専門店
「ガーデンセンター横浜」 タネや苗、各種鉢植え、観葉植物など、他では手に入らない逸品を含めて豊富な品ぞろえで、花と緑のある暮らしをお手伝いしています。 |
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