第8回豊洲マラソン大会 開催レポート

豊洲の秋のイベントとして、すっかりお馴染みになった豊洲マラソンですが、今年は初めて雨に降られてしまいました。
当日は、大型の台風22号が本州に接近。「もしかしたら中止かも?」と開催が危ぶまれましたが、レースを楽しみにしているランナーたちの期待に応えるため、競技は決行されることになりました。

冷たい雨が降りしきる中、8時30分から開会式が行われ、NPO法人コミュニティクラブ久坂理事長の挨拶に続き、来賓いただいた衆議院議員の秋元司氏、江東区議の鈴木あやこ氏、西垣誠氏、重松佳幸氏から激励のお言葉を頂戴しました。

そして、いよいよレースがスタートし、ランナーが勢いよく飛び出して行きました。
天気は悪くても、選手たちは元気です。まるで雨を楽しむかのような笑顔の走りで、12.5kmレースに続いて、5.0km、2.5kmレースが行われました。

雨は一時小降りになったものの午後も降り続き、子どもたちのレースの時間となりました。もちろん子どもたちだって、元気はつらつ。
全身ずぶ濡れになりながらもゴール目指して全力で駆け、無事に全プログラムを終了することができました。

今回は台風が迫ってくる最悪のコンディションではありましたが、皆さん笑顔で頑張ってくれました。本当に豊洲マラソンは、参加者の皆さんに支えられている大会なんですね。来年も再来年も、豊洲マラソンは続きます。
これからも、豊洲の街とともに進化を続ける豊洲マラソンにご期待ください。

<一般ラン>12.5km

9時の時報とともに号砲が鳴り響き、第8回豊洲マラソン大会がスタート。
一般ラン・12.5kmレースには、総勢125名のランナーが参加して健脚を競いました。


今回の豊洲マラソンのコースは、1周2.5kmに設定。12.5kmレースでは、このコースを5周走りました。レースは序盤から激しい先頭争いが続き、後続のランナーたちもそのスピードにしっかりと付いていき、好タイムでのゴールとなりました。

優勝・松森 久朋さん(中央)

「最近は毎週のようにレースに出場しています。また来年も出場したいですね」

2位・山本 達也さん(左)

「1周目は気持ちよく先頭を走れました。凄い雨でしたが、いい大会になりました」

3位・玉置 修司さん(右)

「雨は大好きなので、走りやすかったです。豊洲RCでこの辺は毎週走ってます」

<一般ラン>5.0km

一般ラン・12.5kmレースに続いて、10時30分に5.0kmレースがスタート。
40名のランナーが参加がして、周回コースをハイスピードで駆け抜けました。


冷たい雨が一段と強く降る中、5.0kmレースはスタートしました。しかしランナーたちは激しい雨をものともせず、自己ベストを目指して走ることに集中。ゴールした後の皆さんの爽やかな笑顔がとても印象的でした。

優勝・池田 健司さん(中央)

「やっと1位になれました。前回が2位だったので、うれしいです。記念になりました」

2位・川崎 博文さん(左)

「何とかトップの方に付いて走ることができました。また来年も出たいと思います」

3位・大隅 元さん(右)

「第1回目から出場していますが、こんな悪天候だったのは初めてですね」

<一般ラン>2.5km

午前中最後の2.5kmレースは、11時30分にスタート。
参加したランナーは13名でちょっとさみしかったものの、皆さん元気いっぱいでレースに臨みました。


陸上競技では中距離走に該当する2.5kmレース。それだけにハイスピードなレース展開となり、ゴール地点では激しいデッドヒートを見せてくれました。参加者はやや少なかったのですが、コスプレランナーもいて見どころたっぷりのレースでした。

優勝・田中 雄太さん(中央)

「今回が3回目でしたけど、楽しく走ることができました。また来年参加したいと思います」

2位・西澤 朋泰さん(左)

「子どもの前でかっこいいところを見せることができました。ありがとうございました」

3位・清水 崇之さん(右)

「最後に競り負けてしまって前回と同じ3位に。また来年リベンジします」

<2.5km>親子の部

午後になっても降り続いた雨の中、2.5kmレース・親子の部が13時にスタート。
参加された69組、138名の親子ランナーが仲良く駆け出して行きました。


家族みんなで楽しめることが、豊洲マラソンのいいところです。なので親子マラソンこそが、一番豊洲マラソンらしいレースなのかも知れません。
唯一のルールは、親子一緒に手をつないでゴールすること。このルールのために、途中で失速してしまったお父さんをゴール直前で何分間も待つお子さんもいました。
そんな微笑ましい光景が見られるのも、親子レースならではのものです。

優勝・高塚 洋行さん・遼くん
2位・堀切 真一郎さん・湊斗くん
3位・多田 安利さん・航太郎くん

<1,500m>小学校高学年の部

1,500mレース・小学校高学年の部は14時にスタート。
参加したのは28名の子どもたちで、安全性を考慮して3組に分けて5分おきにスタートしました。


小学生の高学年ともなれば、走りは大人顔負け。1,500mは小学生にとって走り慣れている距離だけあって、皆さんいいペース配分で走っていました。もちろん結果は、好タイムが続出。わずかなタイム差で入賞順位が決まりました。

優勝・越間 一惺くん(中央)
2位・芦澤 幸信くん(左)
3位・古賀 琉聖くん(右)

<1,500m>小学校低学年の部

高学年の部に続いて、小学校低学年の部も5分おきにスタート。
こちらの参加者は164名と多かったので、7組に分かれてのスタートとなりました。


雨は激しく降っていたのですが、なぜか子どもたちは楽しそうでした。考えようによっては、雨のマラソンもアリなんですね。全身ずぶ濡れになりながら頑張ったことは、子どもたちにとってもいい思い出になったのではないでしょうか。

優勝・大給 真生くん(中央)
2位・寄藤 杢太郎くん(左)
3位・今橋 乙樹くん(右)

<1,500m>園児の部

幼稚園児たちも、小学生低学年の部に続いて14時50分にスタート。
一生懸命走る69名のちびっ子ランナーたちが、大会のフィナーレを飾りました。


雨にも負けず、台風にも負けず、子どもたちは元気いっぱいです。降りしきる雨の中を懸命に走る姿は、ちょっと感動的でもありました。この頑張りには、1着も2着もありません。
参加した子どもたち全員に1等賞をあげたいと思います。

優勝・安達 一平くん
2位・小林 羽龍くん
3位・山口 蓮太朗くん

大会を盛り上げた特設の展示ブース

義足体験コーナー

義足でも走れるし、ジャンプだってできる!

産業技術総合研究所の篠原直秀さんが、個人的な活動の一環として義足体験コーナーを出展。義肢装具士・臼井二美男さんが作成した義足を用いて、健常者に義足での歩行体験を提供していました。篠原さんは「この
活動は、義足での歩行がいかに大変かを知ってもらうと同時に、足を切断しても歩けるんだ、ジャンプできるんだ、走れるんだということを知ってもらいたいと思って実施しました」と語っていました。

ライブドローイング

子どもたちと一緒にコラボ・ドローイング。

1991年にモンゴル・ウランバートルで生まれたアーティスト、Ochiroさんがライブドローイングコーナーを出展。10歳で来日して帰化した後、アートに目覚めたというオリジナリティあふれる作品も、同時に展示されていました。当日はあいにくの雨で、思うようにライブドローイングが行えなかったのですが、集まった子どもたちは興味津々。独特のタッチを活かした作風で今注目を集めているアーティストです。

ご協力団体・企業紹介
【後援】江東区
【協賛】オリエンタル白石(株) SPORT × ART 新豊洲
【協力】豊洲町会、豊洲商友会協同組合、豊洲2・3丁目地区まちづくり協議会、芝浦工業大学、東京ガス(株)ガスの科学館、スポーツ教育バディ、みずほ銀行豊洲支店、りそな銀行、山口銀行、キッザニア東京、豊洲まちなみ公園、NPO法人ワーカーズコープ(敬称略)
【主催】特定非営利活動法人コミュニティクラブ

text / takao shinbori
Photo/ Masanari Higashida

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